わたなべ結 日本共産党

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市民がつくる新政権のマニフェスト」討論会(5月29日) のスピーチ

[2016.06.01]

結スピーチ2 尾立・結 生活フォーラム

みなさん。こんにちは。

ご紹介いただきました7月の参議院選挙、大阪選挙区で挑戦する予定でいます日本共産党のわたなべ結と申します。今日はこのようなところでスピーチする機会を与えていただきまして、ありがとうございます。先日の事務所びらきに渡辺さん(生活の党・元衆院議員)、村上さん(同前)、服部さん(社民党大阪府連代表)もおこしいただきまして、本当にありがとうございます。

非正規雇用の体験が政治にかかわる大きなきっかけに

「初めてわたなべ結を見た」という方も多いかもしれませんので、自己紹介をさせていただきます。私はいま35歳です。31歳のときにはじめて衆議院大阪3区で衆議院の小選挙区候補として立たせていただきました。

そもそもは大学を卒業して、非正規雇用で働いてきた、そのなかでの首切りの実態、そして長時間労働の実態、低賃金の実態を見てきたことが、政治にかかわる大きなきっかけとなりました。「働く人が安心して働けるルールをつくりたい」とそういう声をたくさん集めて国会などにも陳情してきた、そういう活動のなかから「政治を変えなあかん」という思いで31歳で選挙に挑戦したのが私の候補者人生の始まりでした。

それから2014年の総選挙とあわせまして、私自身は今回の参議院選挙で3回目の国政への挑戦となります。

安倍政権の暴走を許すわけにいかない

その候補者人生そのものが2012年から始まった安倍政権とのたたかいそのものでした。消費税増税の強行や原発再稼働の強行や沖縄での新基地建設の強行など、本当に国民の多数が反対しているような問題で、その声を踏みにじって暴走をしつづけてきた安倍政権を許すわけにはいかないとたたかってきたわけです。

そして昨年の安保法制の強行。一昨年の「集団的自衛権の行使を認める」という閣議決定もありましたが、安倍政権がついに憲法の解釈を変え、「立憲主義」を壊し、暴走の最たるものといわれるような姿を現してきたもとでたたかわれる今度の参議院選挙だと思います。

野党共闘の大きな広がりのなかで

憲法のタガを外して暴走する。こういう権力は本当に、私たち国民にとっては有害でしかないと思います。ですから私たちも、野党共闘が必要だということをよびかけさせていただいて、市民のみなさんの大きなあとおしをいただいて、野党各党のみなさんの努力、こたえていただく思いもいただきまして、野党共闘が参院選1人区のすべてで実るところまでやってまいりました。香川県では共産党の候補者が野党統一候補者としてたたせていただけるとなりまして、これでほんまもんの共闘になったんではないかと、私は思っております。この場をお借りして、あとおしいただいたすべてのみなさんに心から感謝を申しあげたいし、いっしょに安倍政権を倒していく、こういう共闘を作れたことを喜び合いたいと思います。

大阪の4人区で野党の2人の勝利を。その一角を必ず担う

安倍政権を倒そうと思ったら衆議院選挙での共闘も必要です。いま一生懸命、その共闘にも力をいれているところですが、衆議院での共闘がすすむことが参院選での大阪選挙区、1人区ではありませんが、ここにも大きな影響を与えてくると思います。全国で共闘広がる。それは大阪でも「野党を勝たせようではないか」という動きになるんじゃないでしょうか。私は、この大阪選挙区に立たせていただく野党の候補者として、尾立さんと一緒に自民、公明、おおさか維新を少数に追い込んでいくためには、野党で4のうち2は必ずとらないといけない。その一角を私が担わせていただく、そのために全力をあげてみなさんのご期待にもこたえて力をつくしていきたいと思っています。

暮らしの問題も重大争点に

今度の参院選は安保法制の廃止と立憲主義の回復、これが大きな争点だと思いますが、私がここで訴えたいのは暮らしの問題です。

さきほどご紹介いただいた私のチラシ(「結プレス」)にも、政策を書いておりますが、どこに行きましても、「暮らし大変や」という声が切実です。私は暮らしを応援するあたたかい政治に変えないかんという思いをこの間強くしてまいりました。とりわけ直接聞かせていただくお話でも、この間若者のみなさん1000人にアンケートをとらせていただいても、一番の願いは何かといいますと、「消費税の増税をやめてほしい」という願いなんです。「消費税増税」だけに特化した府民1000人アンケートでは、「増税は延期」「中止」、または「5%に戻してほしい」という声が8割を超えました。

消費税10%はきっぱり中止を。増税するなら富裕層・大企業に

この大阪の府民のみなさんの大方の願いは「増税にはたえられへん」というものです。今日安倍首相が「2年半の増税延期」をいったと伝えられますが、アベノミクスはまさに失敗したということの証明だと思います。私たち日本共産党は、「結プレス」の裏にも書かせていただいていますように、増税は「延期」ではなく、「きっぱり中止すべき」だと訴えています。対案としてアベノミクスと、いま「パナマ文書」で問題になっていますが、さまざまに大もうけをあげている大企業や富裕層に応分の負担をしてもらおうじゃないかと。そして安倍政権が「安保法制」を推し進める中で膨れ上がってきた軍事費を削って、まず社会保障や教育や保育に優先的に回す。そういう使い方に変えようじゃないか。そして安定した雇用と賃上げで、私たちのふところにお金を回して、税収も増やしていく、そういう道を対案としてお示しさせていただいて、選挙をたたかいぬきたいと思っています。

野党の共闘のなかでは来年4月の増税は反対していくという点でも合意がかちとられたわけです。国民の皆さんからすれば、この野党共闘が大きくなって勝つことが私たちの暮らしを守る、増税も中止してくれる、こういう選択肢を与える希望を広げることになっていると思います。

政治は変えられる。その希望をすみずみに広げて

受け皿があれば安倍政権を倒せる。そういう勢力があれば、政治を変えられるかもしれない。こういう希望をすみずみまで広げて、選挙にいっていただいて、みなさんとともに新しい政治をきりひらく。安倍政権を退陣させていく。そのために私も一翼を担って全力つくして、この選挙をたたかいぬき勝利をかちとりたいと思っています。

みなさんの温かい大きなご支援、ご協力をお願いさせていただき、私わたなべ結のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。