わたなべ結 日本共産党

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2/20泉佐野市での訴えです!(テキスト)

[2016.03.04]

12743875_1006883389364721_633939026830332615_nこの間の、豊中市や泉佐野市で訴えを行っています。動画とテキストです。ご覧下さい!

泉佐野市演説会でのわたなべ結さんの訴え(2月20日)

 

みなさん、こんばんは。足元の悪いなか、こんなにたくさんの方に足を運んでいただき、本当にうれしいです。

ご紹介いただきました、この夏の参議院選挙、大阪選挙区でお世話になります、日本共産党のわたなべ結です。何としても前回の参議院選挙でたつみコータロー参院議員を誕生させていただいたみなさんのお力をいただいて、連続して大阪選挙区での日本共産党議席を勝ち取るため、全力をあげてがんばります。どうぞよろしくお願いします(拍手)。

 

戦争法強行の日に思いをこめて

みなさん、私はこれまで衆議院選挙に2度挑戦をさせていただき、今回3度目の国政への挑戦となります。今度の参議院選挙は、絶対に負けたくない、そして何としても日本共産党の躍進をかとらなければならない選挙です。なぜならみなさん、昨年9月19日未明に、あの安保法制=戦争法が強行成立させられた。そのあとに大阪でおこなわれる、期限がきまった最初の国政選挙になるからです。

 

私は戦争法が強行採決されたあの日に、インターネット上で、こう書きました。

「絶望なんてない。むしろこの国に今沸きあがっている民主主義を求める市民の声に、新しい政治を求める息吹に、希望を感じる」

最後に、「今度の参議院選挙は必ず勝つ」と書きました。

その草の根からわき起こった市民の安倍政権に対する怒りがついに昨日、野党5党をまとまらせ、「戦争法廃止」「集団的自衛権の行使容認の閣議決定を撤回すること」を共通の目標とし、「国会のあらゆる場面、国政選挙でできうる限りの協議をする」と一致させました(拍手)。本当にうれしい大きな前進だと思います。

 

画期的な5野党合意。戦争法廃止の仕事を私に

そして、昨日同日、野党5党で「戦争法廃止法案」も提出されました。

みなさん、何としても参院選で大阪選挙区から私、わたなべ結、国政へとおしあげていただいて、戦争法を廃止する、その仕事をやらせていただきたいと思います(大きな拍手)。

 

国民の過半数の反対の声も、憲法も踏みにじって、力づくで戦争法を押し通した横暴な安倍政権に「ノー」の声を参議院選挙で突き付けましょう。戦争法廃止への着実な歩みを築くため、最初から野党共同を呼びかけ、戦争法廃止の国民連合政府を作ろうと呼びかけて来た日本共産党を、この参院選で何としても躍進させてください。よろしくお願いいたします(拍手 小さな子の「結ちゃーん」の声」、どよめき)。小さい可愛い声援がとびました。ありがとうございます(笑)。

 

みなさん、今度の選挙は憲法を守り抜く選挙でもあります。安倍首相は、「戦力はもたない」と決めた憲法9条2項を変える必要があると言い出しました。名実ともに軍隊を持ち、「戦争する国」として日本がすすもうとする。私はこの国に生きる若い世代として、そんな日本にすることを全力で拒否したいと思います。

 

大阪の4つの議席を「改憲勢力」に独占させない。大阪から自公と「補完勢力」を打ち破る

戦争を体験した作家の井上ひさしさんが、戦後、日本が新しい憲法に込めた憲法9条の覚悟に「体がふるえた」といい、こう言っています。

「二度と武器では戦わない。――これは途方もない生き方ではないか。勇気のいる生き方ではないか。日本刀をかざして敵陣に斬り込むより、もっとずっと勇ましい生き方ではないか。度胸もいるし、知恵もいるし、とてもむずかしい生き方ではないか」

私は、この文章をよんで、同じように体が震えました。この生き方のように、武力を振りかざすのではなく、対話の力、外交の力で、どんな紛争も決して戦争にしない。その粘り強い努力こそが、将来にわたる平和の安全保障を築いていく。そのうえで必要だと感じています。それは、憲法9条をもつ日本が率先して果たすべき役割ではないでしょうか(「異議なし」の声、拍手)。

私はこの日本国憲法を次の世代にも、その次の世代にもつないでいきたいと思います。そのためにも今度の参院選、定数4のこの大阪選挙区で、「改憲の3分の2勢力に入る」という自民、公明、おおさか維新に議席を独占させるわけにはまいりません(「そうだ」の声、拍手)。昨日の野党5党の一致にもあったように、「与党・自公とその補完勢力」――これはおおさか維新、これを少数に追い込んでいく。日本国憲法を本当に生かした政治へと変えていくために、私、わたなべ結、何としても定数4のなかの1議席、必ず勝ちとらせて下さい。全力でがんばります。よろしくお願いいたします(大きな拍手)。

 

市民の気持ちに寄り添う政治の実現を

みなさん。私が参院選に出ることを決意してからはや一年が経ちました。この間、いろんな方たちとお会いして、「市民の気持ちに寄り添う政治の実現を」。この思いを強くしてまいりました。

 

ある50代の男性は、「親の介護のために仕事を辞めた。施設に預けたくてもなかなか入れない。そのうちに自分が病気になって働けなくなった。介護を苦に起こる殺人事件をテレビで見ると、絶対にあかんことやけど、気持ちはわかる」と言われました。

「社会保障のため」「社会保障のため」と消費税増税を続けながら、必要な介護も受けられない。働き続けることもできない。自分の身内を手にかける「気持ちはわかる」と言わせるところまで追い詰めている政治とは一体なんなのか! 本当に心から怒りを感じます。

 

またあるシングルマザーのお母さんは、「子どもが大学に行く。学費が年間180万円。4年間すべて奨学金を借り、娘さんは40歳まで返し続ける。子どもからは「あんたが貧乏のせいや」と言われた。「でも学費高すぎませんか」と。胸のつまる思いでこのお話を聞きました。

 

私が1月8日に発表した「大阪若者提言」というのがあります。これを出すにあたって、大阪府内の18歳から29歳まで1000名にアンケートを取りました。「不安定な非正規雇用におかれている」人が44%。奨学金による借金を500万円以上抱えている人が6人に1人、1000万円以上にもなるという人が6人もいました。

若い世代、働きざかりの世代が貧困と隣合わせに置かれていて、これからの社会保障や経済の発展をどうやって支えていくことができるのでしょうか。

 

みなさん、社会保障や教育にかけるお金がないんじゃありません。財界や大企業の利益をひたすら優先し、アベノミクスで大儲けをあげる大企業にはこれからも1兆円の法人税減税、軍事費は過去最高の5兆円。こういうところには増額できるのですから、政治の姿勢こそ問題ではないでしょうか(拍手)。

国民の立場で、消費税増税中止、人間らしく働けるルールをつくり、社会保障を充実させていく。この公約を掲げる日本共産党を、どうか参議院選挙で比例でも、この大阪選挙区でも勝利させていただきたいと思います。ご一緒に暮らしを守る選挙にしようじゃございませんか。どうかよろしくお願いいたします(拍手)。

 

大阪のたたかい、歴史を次代につなげて

みなさん。大阪の草の根の運動、たたかいはこれまでも全国の政治に影響を与えてまいりました。70年代に黒田革新府政を誕生させ、この大阪選挙区からくつぬぎタケ子さんを「岩をこじあけて」当選させ、そして90年代に大阪選挙区で連続当選をかちとった。そういう歴史があるのがこの大阪です。そして昨年のむつかしい「反維新」の共同でも、私たち日本共産党が下支えとなってがんばってきた。このたたかいが昨日の5野党党首の一致のなかにも、与党だけでなく、「補完勢力」も少数に追い込むと。ここまで結実させてきました。

この大阪のみなさんの歴史、そして草の根のたたかいを受け継いで未来につないでいく、新しい時代をきりひらく。その先頭にたってがんばる決意です。

どうか何としても先頭にたって国会でがんばれるように大阪選挙区から私、わたなべ結を国政へとおしあげていただきますことを最後に訴えさせていただきまして、私の訴えとさえていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました(大きな拍手、歓声)。